なぜフリーターは就活本、転職本を使っても就職できないのか？その原因と対策

本に書いてある通りにやってるのに就職できない…( ；∀；)

 

フリーター生活から抜け出して正社員として就職したい!!…という時、就職本、転職本を購入する人は珍しくありません。

 

就職・転職に関する知識を少しでも身に着けてフリーター生活から脱出を有利に進めたいという思いから、そのような本を購入して勉強することは「就職」に対して本気であることの現れですし、非常にいいことだと思います。

 

就職本・転職本がきっかけでフリーターからでも正社員に就職できた♪という人もきっといるはずです。

 

…が、一方でフリーターから正社員として就職するためにも就職本や転職本を購入して勉強して就職活動をしているにもかかわらず、「一向に就職が決まらない…」と悩むフリーターも少なくありません。

 

重要だと思われる部分は何度も読み返したり、本の通りになるよう何度も履歴書や職務経歴書を書き直したり、面接の練習をしてもそれでも一向に就職が決まらない…と悩んでいるフリーターは決して珍しくないのです。

 

そこでここでは、その原因と対策についてお話ししたいと思います。

 

就職本・転職本を利用してもフリーターが就職できない原因はこれ!!

 

フリーター生活から抜け出すためにも就職本や転職本で勉強しているにもかかわらず、就職活動で思ったような成果が出ない!!というフリーターは珍しくないのですが、それには原因があります。

 

今現在あなたがそのような状態にあるとしたら何が原因なのか？というと…

 

就職本・転職本に書いてある内容が必ずしもあなたの就職に役に立つものではない

 

ということに他なりません。

 

就職本・転職本というのは「就職一般」「転職一般」のことについて書かれたものであり、フリーターである「あなた」の就職のために書かれたものではありません。

 

もし仮にあなたが手にしている就職本・転職本が「フリーターのための就職本」だとしても、「あなたの状況を正確に踏まえてあなたのために書かれた」就職本・転職本ではありませんよね？

 

こうしたことこそがフリーターからの脱出を試みようと一生懸命就職本・転職本で勉強したにもかかわらず、一向にフリーターから正社員への就職が決まらない原因です。

 

就職本・転職本が出版されるのはあなたが「本を使って就職してもらうこと」だけが目的ではない!!

 

フリーターから正社員になるために就職本・転職本を手に取るときにぜひ知っておいてほしいことがあるのですが…

 

就職本・転職本が出される目的は、あなたを含めた読者が「本を使って就職すること」だけにあるのではない可能性が十分にある

 

ということです。

 

こうしたことを言うと「えっ…(-_-;)」となるかもしれませんね？でも、これが事実なのです。

 

確かに就職本・転職本を執筆した人の中には「あなたが本を使って就職してもらうこと」を最大の目的としている人もいるはずです。

 

実際に本屋で就職本や転職本を手に取ると大抵の本はまっとうなことが書いてあり、確かに「その内容をしっかりと理解し、十分に活用することができるのならばフリーターからの就職でも成功できるようにできている」ことがほとんどです。

 

しかし、実は「その内容をしっかりと理解し、十分に活用することができるのならば…」というのが意外と難しいのが現実です。

 

就職の際の履歴書や職務経歴書・面接での受け答えには「あなただからこそ」の要素が加わるものであり、例え本に書かれていることであっても表面的に理解しただけ、表面的にまねただけでは意味がないどころか、時には両刃の剣として自らの就職を難しくしてしまうことにすらなりかねないのです。

 

…で、ここにこそ就職本・転職本が出版される目的がある可能性があるのです。

 

つまり、「あなたが就職に失敗した時には私たちを頼ってくださいね♪」というアピールの一つとして就職本・転職本が出されている可能性があるのです。

 

確かに就職を考える人にその本を使って就職してもらうことも目的の一つとしてあるはずですし、それゆえに就職本・転職本にはきわめてまっとうなことが書かれています。

 

ですから、それを「あなたの状況にぴったり合わせて利用できればフリータからの就職も十分に可能」なのですが、「あなたの状況に合わせて…」というのが本当に難しく、「それが自分でできない場合には私たちを頼ってくださいね♪」というものも本を出版する目的の一つなのです。

 

もしも疑問ならばあなたの持っている就職本・転職本の執筆者を確認してみるとわかります。

 

大抵の場合、転職エージェントで就職・転職支援をしている人、もしくは転職エージェントを経営している人材業界の専門家です。

 

そうした人たちは多くの就職者・転職者を支援した経験があるからこそ本を書くことができるという側面もあるのですが、一方で本を出版することによって自らを、そして自分と関わりのある転職エージェントの存在をブランディングしているという側面もあるのです。

 

あなたが就職支援を頼むとして「本を執筆していて名前もわかる人材業界の専門家」と「本を執筆した経験もなく名前も知らない人材業界の専門家」がいたとしたらどちらに依頼するでしょうか？そこに答えはあります。

 

「あなたの状況に合わせた」就職活動をして正社員への就職を成功させるための対策

 

ここまで読んでいただいたあなたならば「就職活動で正社員の座を射止めるには“あなたの状況に合わせた”就職活動が必要」だということは頭の片隅に置いていただけたと思います。

 

では、なぜ「あなたの状況に合わせた就職活動」つまり「あなた独自の切り口での就職活動」が必要になるのか？というと…

 

企業が求めるのは“レベルの高い”人材ではなく、“うちの会社にぴったりだ!!”と思える人材だからです。

 

就職活動がうまくいかないフリーターの場合、ここを勘違いしていることは少なくありません。

 

「大変な状況にある時でも笑顔で対応し、一生懸命働いてくれる人」を求める職場に「“一流大卒”をひけらかして、人を見下したような態度の人」が就職を求めても採用されるはずありません。

 

それよりも、例え高卒だとしても笑顔を絶やさないような人が採用されるはずです。

 

「見ず知らずの人に対しても積極的に話しかけていけるコミュニケーション能力」を求める職場に「英語はベラベラだけど、こちらから話しかけないと一切口を開こうとしない人」が採用されるはずはないのです。

 

それよりもむしろ例えつっかえつっかえで流暢に話せないとしても自ら積極的に会話の主導権をとるような人が採用されるはずです。

 

つまり、こうした「うちの会社にぴったりだ!!」と思ってもらうことがフリーターからの就職には何よりも大切になるのです。

 

…で、その「うちの会社にぴったりだ!!」という思いをあなたが就職を考える企業の採用担当者に感じ取ってもらうためにも「あなたのこれまでの経歴やあなたの個性を生かしてアピールすること」が何よりも必要となるわけです。

 

なぜなら、「ぴったりだ」と思ってもらうためには他の人とは微妙に違うものでなければいけませんし、他の人と同じではあなたも「その他大勢」の一人になってしまうからです。

 

「高卒フリーター」といっても「なんとなく高卒でフリーターとなった」という人もいれば一方で「経済的な問題で大学には行けずにフリーターにならざるを得なかった」という人もいます。

 

「大卒フリーター」といっても「就職活動に落ちまくってフリーターになった」という人もいれば「将来を決める就職活動をみんなと同じような時期に同じようにやることに疑問を感じた」という人だっているのです。

 

こうした人たちのアピールの仕方が全く同じなはずはありませんよね？

 

就職本や転職本では「高卒フリーター」「大卒フリーター」と分けてどのようにアピールすべきか？が紹介されていることもあるかもしれませんが、こうした経緯にまで触れてそれぞれに適切な回答を記載している就職本・転職本はまずありません。

 

「フリーター」といった所で「ほとんど休みなくダブルワークで働き続けている人」もいれば、一方で「週２日程度のアルバイトであとはやりたいことをやってきた人」もいます。

 

「同じ職場で６年間アルバイトを続けた」というフリーターがいる一方で「ほぼ３か月ごとに職場は変わってきた」というフリーターだっているんです。

 

こうしたフリーターに対してそれぞれ適切な回答を記載している就職本・転職本があるとすれば、きっとそれはフリーターだけの項目でも数千ページに及ぶものとなり、きっと百科事典のような就職本・転職本です。

 

ですから、“ほぼ一般的なケース”だけで構成されている就職本・転職本を全面的に頼って就職活動をしてしまうと「あなたの経歴やあなたの個性を消したアピール」となってしまい、結局それは企業側にとって「魅力のない人物」ということになり、不採用とされてしまうのです。

 

では、フリーターが就職するためにはどうすればいいか？

 

一番おすすめの方法はやはり「転職エージェントに相談すること」です。

 

それというのも転職エージェントはあくまでも「あなた」という人物を理解した上で、どのように履歴書や職務経歴書を記載すべきか?面接でアピールすべきか？を判断してくれます。

 

「フリーター一般」としてのアピールの仕方ではなく、「あなたの経歴、あなたの個性」を判断した上でどのようにアピールすべきか？を考えてくれます。

 

多くの就職成功者・転職成功者を輩出している転職エージェントだからこそ、経験則といえるものがあり、それをもとにあなたに就職のためのアドバイスをしてくれるので就職本・転職本のそれとは就職できる確率は全く違うのです。

 

「就職のアピール」というと誰でも出来そうなものですが、多くの就職成功者・転職成功者を輩出している転職エージェント、つまりは転職のプロが考えるものと自分自身の経験則しかないフリーターとの間では越えられない壁ともいえるものが存在します。

 

「プロの料理人のレシピ本を見れば私だってプロの料理を作れる」と勘違いする人がいますが、実際に料理を作ってみると素人の作った料理とプロの作った料理とでは雲泥の差があることが少なくありません。

 

時々、レシピ本を見ただけでプロ並みに料理をうまく作る人もいますがきわめてまれであり、多くの素人はプロの足元にも及ばないことがほとんどです。

 

料理の場合「形」となって表れるのでこの違いを理解しやすいのですが、「就職のアピール」となると「形」がないがためにこれを理解できない人は決して珍しくなく、それゆえに「就職本・転職本で勉強すれば大丈夫♪」と考えて就職がうまくいかないフリーターは珍しくないのです。

 

「就職本・転職本に書かれている内容」をあなたが忠実に再現したとあなたは思っていても、転職のプロの視点からすると重要な部分が抜けていたりすることが珍しくなく、それゆえに就職活動がうまくいかないのです。

 

こうしたことが就職・転職に関する現実ですから、もしもあなたが本気で就職を成功させたいと思うのならば、ぜひ一度転職のプロである転職エージェントに無料相談することをお勧めします。

 

あなたの経歴やあなたの個性を活かした適切なアピールの仕方を見つけてもらうことによって、フリーターから正社員として希望の就職先に就職できる確率は断然違ってきますよ。