フリーターがサービス業へ就職を考えるなら絶対確認すべきこと!!

フリーターからサービス業への就職を考える人は決して少なくありません。むしろ、多いと言っても過言ではありません。

 

サービス業というと長時間労働や安月給が取り沙汰されることもあり、フリーターからの就職先として敬遠する人もいますが、ただただ選択肢を狭めているだけとすら断言できます。

 

それというのも、飲食や介護、警備だったり小売だったりという仕事の中には非常に労働条件がよく、一般的に言われる「いい会社」なんかよりもよっぽど「いい会社」である場合も少なくないからです。

 

サービス業は一昔前にマスコミなどからいろいろと叩かれ、時には裁判沙汰になったこともあったため、一般的な企業よりもコンプライアンス（法令遵守）を重視し、労働時間や残業代の支払いはしっかりしている所が多くなっています。

 

また、賃金に関しても30歳過ぎ、時には40歳、50歳、場合によっては60歳で定年を過ぎてから就職・転職してくる人も多いのがサービス業であるため平均年収は低く表示されがちですが、勤続年数との関係で見るとむしろ一般的なサラリーマン以上に収入を得ているケースすら普通にあります。

 

ですから、フリーターからサービス業へ就職すること自体は全く問題ありませんし、むしろ頑張ってくださいと応援したいくらいです。

 

しかし、あなたがフリーターからサービス業への就職を考えるのならば、ぜひ注意しておかなければならないことがあるのも事実であり、手放しで応援することができないのも事実です。

 

そこでここでは、サービス業への就職を考えるフリーターが絶対に確認しておくべきことについてお話します。

 

フリーターからのサービス業への就職を本当の意味で成功させるためにも、サービス業へ就職後に就職したことを喜べる未来を掴むためにもサービス業への就職を考えるのならばぜひ最後まで御覧ください。

 

いきなり「サービス業」への就職を考えているのならば、一度考え直すべき!!

 

先程もお話したとおり、フリーターからサービス業への就職を考える事自体は全く問題ありません、むしろ早く就職してしまうことの方が今後のキャリア形成を考えても大切です。

 

しかし、もしもあなたがいきなり「サービス業」への就職を考えているのならば、一度就職を考え直すべきです。

 

それというのも、「サービス業への就職」を考えるフリーターの中には「サービス業」以外の選択肢を全く考えていない場合や他の仕事を知らないがためにサービス業への就職を考える人も多いからです。

 

飲食にしろ小売、介護、警備、その他サービス業と言われる仕事は目で見える形で行われる仕事ですし、日常的にその働きを目にすることもあり、フリーターの中にはアルバイトで経験したという人も少なくありません。

 

そして、それゆえに仕事として非常にわかりやすいですし、第一の選択肢としてサービス業への就職を考えるフリーターは少なくありません。

 

営業だの事務だの、昨今に至っては何の仕事をやっているのかよくわからない横文字の並んだ職種なんかよりもサービス業のようにわかりやすい仕事を選びやすいのは仕方ないといえば仕方ありません。

 

しかし、本当にあなたにとって「サービス業」への就職が本当に最善の就職と言えるのでしょうか？

 

もちろん、あなたが他の仕事について十分に理解した上で「サービス業しかない！！」と考えるのならば、一向に問題ありません。

 

しかし、フリーターからサービス業への就職を目指す人の多くが、「サービス業くらいしか具体的な仕事のイメージがわかない」という状態にあります。

 

それ故に、フリーターからサービス業への就職を考えるのならば、一度考え直すことが大切なのです。

 

サービス業は求人も多く、それゆえに一度他の仕事に就職して失敗したという場合でも就職できる可能性が高く、それこそ30過ぎたこれまでサラリーマンだった人が普通に就職・転職してきますし、それが可能だったりします。

 

しかし、一方で営業だったり、事務だったり、その他エンジニアだったりといった仕事は20代が採用の中心であり、30代以上は経験者でなければ採用しないという企業は少なくありません。

 

飲食とか警備、介護、小売などのサービス業が嫌になったからと言って営業や事務、エンジニアなどに就職することはかなり難しいのです。

 

 

だからこそ、フリーターのあなたがサービス業への就職を考えるのならば、まずは「他の仕事についても十分に理解してから」、それでもサービス業へ就職したいのならばサービス業へ就職することが大切なのです。

 

特に20代のフリーターの場合、サービス業以外の選択肢も十分にあり、他の仕事であっても就職できるチャンス、それこそみんなが知っている大企業からキラリと光る隠れた優良中小企業まで就職できるチャンスがあります。

 

だからこそ、しっかりと選択肢があることを認識し、就職先を選ぶことが大切です。

 

ちなみに、フリーターでサービス業を選ぶ人の中には営業というと高額な商品の個人への押し売りだと思っていたり、事務やエンジニアというと「そんな勉強してきてないし、スキルもないから…」ということで避ける人がいますが、もったいないです。

 

営業の中でも個人への学習教材や化粧品、健康器具などの高額商品の販売、時には詐欺まがいのような営業というのは、営業の中でもきつい営業として知られていますし、一般的な営業と考えるにはあまりにも不適切です。

 

普通の営業マンとして数十年頑張っている人であっても、こうした営業はきついし、辛いし、絶対にやりたくないという人が少なくありません。

 

企業を相手にした法人営業の場合、売り込みよりもアフターフォロー的な対応が重要になることも多く、それゆえに営業トークよりも業界知識・商品知識が豊富で誠実な人の方が重宝されます。

 

また、一般個人への商品販売の場合でも大手メーカーだったり、商社が小売店に商品を置いてもらうよう頼む場合などは、しっかりとした商品がありさえすれば普通に対応してもらえます。

 

更に、ネットが普及した現在に置いてはむしろネットからの申込みがあった人にだけ営業を行うケースも多く、そもそもその商品に興味を持った人、必要だと感じている人を相手にするのでほとんど営業という営業が必要ないこともあります。

 

また、ネットを介した営業の場合、そもそも出向く必要もなく、オフィスでメールや電話対応が中心であったり、時には広報の仕事に近いような営業というものもあったりします。

 

こうした営業の実態を知らずに営業という仕事を就職先の一つから削ってしまうのはもったいないのではありませんか？

 

また、事務やエンジニアというと「スキルが…」ということで就職を敬遠してしまうフリーターがいますが、これももったいないです。

 

それというのも、事務やエンジニアといった仕事であっても、入社時点でスキルレベルなんて一切求めていない企業も沢山あるからです。

 

フリーターから未経験であっても採用してくれる企業の事務やエンジニアの仕事の中には入社後にしっかりと教育してできるようにしてくれる企業も少なくありません。

 

そうした企業の場合、入社時点での業務スキルレベルなんかよりも「人間性」が重視されることが多く、全くの未経験からでも就職し、活躍できるケースは少なくありません。

 

つまり、フリーターからの就職の場合、事務やエンジニアといったスキルが必要な仕事でも「人間性」が重視される傾向にあるのです。

 

なぜこんなことになるのか？というと、「業務スキル」は入社後にどうとでもなりますが「人間性」は入社後にどうにかするということはできないからです。

 

また、事務やエンジニアといった仕事は未経験者が考える以上に「スキル」そのものよりも「コミュニケーション能力」だったり、「協調性」「我慢強く辛抱すること」が必要になることが多く、そうしたものの方がはるかに求められる傾向にあります。

 

 

だからこそ、サービス業への就職を考えるフリーターであっても一度は「サービス業以外」の仕事もしっかりとチェックしてみることが必要なのです。

 

自分でいろいろな仕事を調べてみるのもいいですし、そうしたことが難しいのならば、一度転職エージェントのような所に相談するのも一つの手です。

 

特に転職エージェントはいろいろな業界のいろいろな働き方を知っていますし、それこそ業界の裏話、表には出せないやばい業界事業なども教えてもらえますし、今後の人生設計を考えた場合、どんな仕事に就職したら良いのかをアドバイスしてもらうこともできるのでおすすめです。

 

就職先に関する情報収集は「現場の具体的な状況まで」徹底して!!

 

フリーターであるあなたがサービス業への就職を考えた時、もう一つ注意すべきことがあります。

 

それは、就職先に関する情報収集は「現場の具体的な状況まで」徹底して行うということです。

 

サービス業への就職を考える人は「イメージ」だったり、「知名度」のようなもので就職先を決めてしまいがちです。

 

「使ったことのある店舗」「みんなが知っている会社」といったことだけで就職先を選んでしまう人や求人情報に載っている本当かどうかわからない労働条件だけを頼りに就職先を選んでしまうフリーターは少なくありません。

 

そして、それゆえに就職後「使っている分には良いショップなのに、働いてみたら地獄…」「有名企業だからと思って入ったけど、労働環境めちゃくちゃ」「求人情報には完全週休二日制・8時間労働とあるのに、もう1ヶ月休みなく12時間労働…」とか言って嘆いていたりします。

 

実際、サービス業を展開する企業の中にはコンプライアンスを重視し、非常に整った労働環境、時には上司が部下をどうしかれば良いのかと困惑してしまうほどパワハラにも厳しかったり、何が何でも週休二日、8時間労働を徹底している企業も沢山あります。

 

（特に近年こうした労働条件・職場環境が整っているサービス業の企業も増えてきています。）

 

一方、無茶苦茶な労働条件のサービス業を展開する企業があるのも事実です。

 

だからこそ、フリーターのあなたがサービス業への就職を真剣に考えるのならば、しっかりと就職先について情報収集することが大切です。

 

その情報収集も求人情報に載っているような表面的なものではなく、実際に職場を経験してきた人、職場を見てきた人でなければわからないような情報までしっかりと集めることが重要です。

 

サービス業への就職を決める人は、OB・OG訪問のようなものをやらない傾向にありますが、できるのならばやるべきです。

 

新卒でないのでOB・OG訪問が難しいのならば、友人知人でその企業で働いている人、あるいはその企業と関わりのある企業で働いている人を探し、その人に職場の実態を確認すべきです。

 

それすらも無理ならば、転職エージェントに相談すべきです。

 

転職エージェントならばあなたに紹介する企業についてしっかりと調査していることが多く、職場について詳しく教えてくれるからです。

 

それこそ、求人情報として一般公開できないようなことまで「本当の所はね…」ということで、こっそりと教えてくれます。

 

（転職エージェントが就職希望者に就職先の実態を包み隠さず教えるのは、就職後「こんな話聞いてない!!こんなだったら就職しなかった!!」となって就職した人がやめてしまうと利益にならないばかりか、紹介した企業側とももめますし、就職したフリーターとももめて大問題になることすらあるからです^^;）

 

 

OB・OG訪問でも、友人知人からの情報提供でも、あるいは転職エージェントからの情報提供でも構いませんが、サービス業へ就職を決めるのならば、しっかりと職場の実態について理解した上で行うべきです。

 

将来「フリーターからサービス業へ就職してよかった♪」と思えるようになるためにも、サービス業への就職を考えたのならば、ぜひこうしたことを意識して就職活動することをおすすめします。